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2017年11月18日土曜日

[Bグルメ] 洋食名店、四谷エリーゼの「ビーフトマト」を受け継ぐ KOBAYA を発見

抜弁天あたりから新宿方面に抜ける散歩道を、いろいろ試しながら歩いている昨今。偶然通りがかったレストランの前で衝撃的な宣伝文句を見つけてしまった。

「四谷エリーゼの代名詞とも言えるビーフトマトは、知るひとぞ知る一品でございます。当店で味わう事が出来ますので、是非御賞味下さい。 洋食 KOBAYA」

これを見たとたん、立ち止まらない四谷 J 大学 OB / OG はいないはず。四谷しんみち通りの入口にいつも行列を作っていた名店「エリーゼ」はしばらく前に閉店、揚げ物については同じ場所で「かつれつ四谷たけだ」に引き継がれたのだが、人気メニューのビーフトマトはひっそり姿を消していた。それが、靖国通りの四谷電話局交差点すぐの横道にひっそり佇む洋食店 KOBAYA に、その痕跡を残していたのである。

ちょうど土曜日で長距離を歩いた後、新宿でランチでも、と考えていたタイミングでもあり、吸い込まれる様に細長い店内に入った。営業時間は平日昼11時半〜15時と、夜は18時半〜20時半。日曜・祝日休業、土曜日は昼のみ。時々営業時間が変わる事もあるので、注意が必要だ。お話を伺うと、9年前から営業されているとの事。知らなかった事が悔やまれる。

調理場にシェフ、カウンター内に店員さんの二名体制で運営されていた。ビーフトマトをお願いして、待つ事しばし。トッピングでは、かつてそうしていた様に、目玉焼きと単品のカニコロッケを。ちなみにライスは大盛りにしても無料だが、年齢が年齢なので今回は普通盛りで。

一口頂いて、ああ、涙が出そう。記憶の向こうにあったビーフトマトの味と重ねると、ちょっと甘みが増して味が濃いめになっている気もするが、間違いなくあの、エリーゼで食べた味に近い。黄色い大根の漬物も、エリーゼと同じものだ。(食べ放題ではないが。)エリーゼほどシェフや店員さんがいないので、混雑時には少し注文から待つけれども、それでも手際が良いのか、待たせすぎないのも素晴らしい。その後見つけた All About の記事を見ると、オムライスも美味しそうだ。次はオムライスにも挑戦したい。

不思議なもので、懐かしい味を頂いていると、かつての記憶がぐるぐると去来する。あんな事もあったよね、と昔話を四谷しんみち通り好きな友人と語る、そんな小さな夕食会が似合う場所だ。カウンターと小さなテーブルだけのお店なので、少人数で出かけましょう、四谷エリーゼ・ファンのみなさま。丸ノ内線・新宿御苑駅からも徒歩で行けます。

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