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2015年4月11日土曜日

[レビュー] SIGMA 24mm f1.4 DG ART レンズは広角レンズだが抜群のボケ味

 そう、24mm 広角レンズは、これまでの当方の常識では、あまりピントに神経質にはならず、シャッターを押せばそれなりに街角風景を美しく撮影出来るスナップ・レンズだった。しかし、SIGMA 24mm f1.4 DG ART は、その当方の思い込みを完全に変えた。f1.4 で被写界深度が薄い(=ピントが合う範囲が狭い)為、24mm 画角で広く映る画面のどこにフォーカスを置くべきか、常に真剣勝負。使い始めは難しいレンズでとっつきが悪いかな、と思っていたのだが、使い込む程にその面白さが分かって来た。

SIGMA の単焦点で明るい ART レンズシリーズは、35mm f1.4 DG (当方撮影の作例写真はこちらをご参照)、50mm f1.4 DG (当方撮影の作例写真はこちらの flickr album を ご参照)をそれぞれ EOS 6D で使って来て、これが3本目。設計には類似点を持たせている様だが、その性格付けはレンズ毎に異なる。

今にして思えば、この3本中で最も汎用性が高いレンズだったのは 35mm f1.4 だったかもしれない。この3本の中では比較的気軽に撮影出来るレンズであった。50mm f1.4 になると、背景ボケが強くなるので、フレーミングに気を使う。24mm f1.4 は 35mm f1.4 より広角なので、気軽に撮影出来るだろう、と甘く考えて使い始めると結構ピントを外すケースが。

AF を複数点にしていた為、一番近景にある被写体にピントが合ってしまいがちだった様だ。画面中央の1点 AF に切り替えて、フォーカスをすべき被写体を AF ロックしてから撮影する方が良い使い方が出来る。

とりあえずは、散り始めてしまった中野通りの桜並木と、新井薬師公園での桜まつりの様子を撮影。夜景撮影は、いつもの中野裏路地で。当方撮影の flickr album 作例写真をご覧頂ければ、24mm ながらしっかりピントが薄いこのレンズの面白さを理解頂けるはず。

これまでとは違う 24mm の表現が可能なレンズだ。

シグマの高品位で明るい単焦点レンズ群、面白いですね、全て。ちなみに余談ですが、中野フジヤカメラでカメラと液晶保護フィルムを買うと、無料で空気が入らない様に貼ってくれます。地味に便利なサービスなので、皆様も是非。w




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