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2014年11月2日日曜日

[レビュー] iMac Retina 5K は写真愛好家の為のデスクトップ

3連休初日、雨の表参道 Apple Store。一度量販店で見た iMac Retina Display 5K をもう一度、ここで見てみようと 意を決して四谷から移動。

2年前に 21.5 インチの iMac を導入し、気に入って使っていたのだが、ちょうど1年経った時に、理由不明で何故か HDD がぶっ飛んでしまい、使用不能に。結局 HDD が完全に飛ぶ前に少しだけデータを保全し、しかし多くのデータはサヨナラになってしまい、それからしばらくは MacBook Pro/Air + SSD ドライブの組み合わせしか使っていなかった。しかしついに、27インチにレチナディスプレイが!4K 動画再生だけでなく、写真を大きく再生するにもこのディスプレイサイズは魅力的だ。量販店でその美しいドットが見えない画面を見てしまい、それ以来 iMac 5K スペックとの睨めっこが続いた。

4GHz Core i7 CPU / 32GB RAM / 1TB Flash Storage / Radeon 4GB の最高スペックにすると、かなりの金額になってしまう。HDD が一度飛んだ悲劇を思い出すとストレージの SSD は必須か、とも思えたが、もう一度 SSD/HDD ハイブリッドのフュージョンドライブに賭けてみる事に決めて、RAM のみ 32GB に上げて、後は基本スペックにすることに。そして RAM だけなら、アップルストア実在店でも増設可能なのである。

Apple 純正の Bluetooth 小型キーボードとトラックパッドを既に持っていたので、トラックパッドはやめて有線の Apple Mouse に交換し、表参道の店頭で注文すると、30分程度で増設は完了。27インチ、9.5kg の本体重量はさすがに自分で持って帰るには重いので、クルマで帰宅。

自宅に戻ると早速設定開始。それにしても、過去の新しい Mac セットアップの苦労を考えると、クラウドサービス中心の昨今は設定もミニマムになった。iTunes は iTunes Match で本体に楽曲を落とさずとも済むし、iPhone6 Plus の母艦を MacBook Pro からこちらに変えるにも、バックアップ先が iCloud になっていれば殆どハッスルは無い。

当方の場合、写真枚数が結構あるが、それも定期的に外付け HDD にバックアップしているので、今回の iMac 5K 導入を機に MacBook Pro 分はバックアップし、iMac 5K には移行せず。この使い方をしている限り、写真・動画・楽曲という重いファイルはクラウドか外付け HDD に移しつつ使うので、iCloud の容量も無料の 5GB を超える事は無い。ブラウザも Chrome や Safari を利用していれば、ブックマークもコピーの必要無く、そのまま移行。非常に楽チンである。

設定を終えて、いよいよ SIGMA dp2 Quattro で撮影した、高精細画像の表示を行ってみる。これはもう、感動の嵐。例えば JR 東京駅を再生してみると、それこそレンガひとつひとつまで見えてしまう様な状況なのである。

iMac 5K のレビューを Web で読んでいると、「紙に印刷された様な」という表現が散見されるが、その通り。まるで A3 サイズの印画紙への美しい焼き付け画像を見ている様な気分になる。デジカメを使い始めてから、あまり紙焼きをしなくなってしまったが、iMac 5K 導入でそれを行う事は今後殆ど無くなる気がした。もう大画面レチナディスプレイで、視覚的には十分なのである。目が喜ぶとはこの事か。

SOHO オフィス内では、一番パワフルなコンピュータを設置している部屋がメインの作業場所になる傾向が強いのだが、iMac 5K を導入した書斎が、最も頻繁に使う作業場所として復活した。MacBook Pro 15 インチは主として応接室で利用していたが、書斎の復権である。応接室ではソファに座って仕事をしていたので、背筋が伸びるという意味でもこれは喜ばしい。

今後は 4K 動画・4K Photo を撮影可能な Panasonic Lumix LX100 も導入する等して、4K 動画の編集にも挑戦してみたい。再生だけなら現在のスペックで 4K 動画も十分行けるのだが、編集した場合に 32GB RAM だけで何とか行けるのか、試してみたい。










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